経営者の皆様、こんにちは。
本日、6月21日は「夏至(げし)」です。一年の中で最も昼の時間が長いこの日を境に、暦の上ではいよいよ一年の後半戦、そして2026年の折り返し地点を迎えることになります。
「今年ももう半分が過ぎてしまったのか」と感じる経営者の方も多いのではないでしょうか。
ビジネスにおいて「まだ半年ある」という油断は禁物です。特に予算や人員が限られている中小企業においては、年末や決算期になってから慌てて対策を講じても、手遅れになってしまうリスクが多々あります。
今回は、2026年後半戦を万全の体制で乗り切るために、「今だからこそ経営者が手を打っておくべき3つのリスク管理」について専門家の視点からまとめました。
リスク1:激甚化する夏の「水害・台風」と「猛暑による労務リスク」
時期的・地域的に最も直近で警戒が必要なのが、自然災害リスクです。
近年、7月から9月にかけては、毎年のようにゲリラ豪雨や線状降水帯による深刻な水害が発生しています。「うちは大丈夫だろう」と思わずに、まずは自社のオフィス、工場、店舗の「ハザードマップ」を改めて全社員で確認しましょう。避難経路の確認や、防災備蓄品の賞味期限チェックを行うには、この一年の折り返しというタイミングが最適です。
また、2026年の夏も非常に厳しい暑さが予想されています。スタッフの熱中症対策や職場環境の整備は、単なる体調管理の域を超え、会社を守るための「労働災害(労災)防止対策」という重要な経営課題です。体調不良による突然の現場ストップを防ぐためにも、先手先手の対策を講じましょう。
リスク2:長期休暇前に見直す「IT・セキュリティリスク」
2026年の後半戦には、お盆休みや秋の大型連休など、カレンダー上で長期休暇が点在しています。ここで気をつけたいのがサイバーセキュリティです。
経営者やシステム担当者、あるいは全社的に休業となる大型連休前後は、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)やフィッシング詐欺の標的になりやすい魔の時間帯です。
連休に入る前の「今」のうちに、以下の2点を社内で徹底してください。
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社内のPCやサーバーのOS、セキュリティソフトが最新の状態にアップデートされているか
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万が一、不審なメールを開けてしまった際の「初期対応と連絡ルート」が全社員に周知されているか
「怪しいと思ったら、まずはここに連絡する」というルールが1つあるだけで、被害の拡大を最小限に食い止めることができます。
リスク3:年末に向けて先回りする「法改正」と「人のリスク」
最後に、経営の根幹に関わるリスクです。2026年の年末から来年にかけては、さまざまな法改正や社会保険の適用拡大などの動きが予定されています。これらに対応するため、自社の就業規則や各種契約書の見直しが必要ないか、今のうちから専門家に相談して準備を進めておく必要があります。
また、一年の疲れが出やすい後半戦は、「人のリスク(突然の退職や体調不良)」にも配慮が必要です。特に中小企業において、キーマンの離脱は事業継続に直結する大きな痛手となります。 定期的な1on1(面談)などを通じてスタッフのエンゲージメント(会社への信頼度)を確認すると同時に、特定の誰かにしか分からない業務(属人化)を解消するためのマニュアル化を今のうちから進めていきましょう。
まとめ:「備えあれば憂いなし」で2026年後半戦の成長へ
経営におけるリスク管理とは、後ろ向きな守りの姿勢ではありません。「あらかじめリスクをコントロールできているからこそ、攻めの経営(事業拡大や投資)に集中できる」という、前向きな戦略です。
夏至という一年の大きな節目をきっかけに、ぜひ一度立ち止まって、自社のリスクの棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。
「何から手をつければいいか分からない」「自社のリスク状況を専門家に客観的に診断してほしい」という経営者様は、どうぞお気軽に弊社までご相談ください。
2026年の後半戦も、万全の備えで会社の成長を加速させていきましょう!