皆さま、こんにちは。 株式会社保険ネットワーク山形、代表取締役の小野愼弥です。
先日発生した熊本地震では、九州地方の多くの工場や製造拠点、商業施設が大きな被害を受けました。建物や設備の倒壊だけでなく、サプライチェーンの断絶や長引く操業停止など、企業経営を根底から揺るがす甚大な影響が生じています。
こうしたニュースを目の当たりにし、「もし自社の工場や店舗が被災したら、事業や雇用を守り切れるだろうか…」と不安を抱かれた経営者様も多いのではないでしょうか。
実は、個人の住宅向け保険と同様に、「企業の火災保険」でも、地震・噴火・津波による直接的・間接的な損害は原則として免責(補償対象外)となっています。
今回は、工場や事業所を抱える企業が熊本地震の教訓から学ぶべきリスク対策と、事業継続(BCP)を実現するための「企業の地震補償」について解説いたします。
工場・企業を襲う「3つの地震リスク」
大地震が発生した際、企業が直面するダメージは建物・設備の損害にとどまりません。
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直接的損害(建物・設備・商品の損壊) 工場の倒壊、大型機械の転倒・ズレ、受変電設備の破損、在庫商品の倒壊・破損など。復旧には多額の設備投資が必要となります。
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間接的損害(操業停止に伴う売上消失・固定費の負担) 設備が破損し操業が止まっても、「家賃」「従業員の給与」「借入金の返済」などの固定費は発生し続けます。資金繰りが急悪化し、倒産に追い込まれる「休業リスク」です。
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サプライチェーン断絶リスク 自社が無事であっても、取引先や物流網、ライフライン(電気・ガス・水)が遮断されることで原材料が入らず、出荷不能に陥るリスクです。
企業が備えるべき「地震補償」の仕組みと選択肢
企業がこれらのリスクを回避し、一刻も早く事業復旧を果たすためには、事前の資金準備が不可欠です。以下に代表的な補償スキームをご紹介します。
1. 企業向け「地震・噴火・津波危険補償特約」(店舗・工場・設備の補償)
企業の火災保険(財物保険)に特約として付帯します。
2. 地震休業補償(事業継続・固定費の補償)
地震によって工場や店舗が被災し、休業を余儀なくされた期間の「失われた営業利益」や「継続して発生する人件費・固定費」を補償する保険・特約です。
3. ポラメトリック(指数型)地震保険
あらかじめ設定した「観測地点の震度」などに応じて、実際の損害額の査定を待たずに定額の保険金が速やかに支払われる比較的新しいタイプの保険です。
おわりに〜「BCP(事業継続計画)」と保険の一体化を〜
地震そのものを防ぐことはできません。しかし、ハード面(耐震補強・転倒防止対策など)の整備と、ソフト面(適切な保険手配による資金確保)を組み合わせることで、「被災しても潰れない強い企業構造」を作ることは可能です。
「自社の火災保険に地震補償はついているか?」 「もし1ヶ月工場が止まったら、固定費をいくら耐えられるか?」
熊本地震という大きな教訓がある今こそ、貴社の防災対策および保険診断を見直すタイミングです。
株式会社保険ネットワーク山形では、企業・工場ごとのリスクに応じた補償設計や、企業のBCP(事業継続計画)策定に向けたアドバイスを行っております。経営者様の情熱と社員の皆さまの未来を守るため、ぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。