皆さま、こんにちは。
株式会社保険ネットワーク山形、代表取締役の小野愼弥です。
先日7月28日、熊本県地方を震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生し、最大震度7の激しい揺れが九州地方を襲いました。被災された皆さま、そして現在も不安な日々を過ごされている皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
今回の地震で被害に遭われた方々のニュースを目の当たりにし、「私たちの暮らす山形、そして寒河江でもいつ大規模な地震が起きてもおかしくない」と、改めて強い危機感を抱かれた方も多いのではないでしょうか。
私たちは「地震そのもの」を止めることはできません。
しかし、事前のアプローチ次第で「被害を最小限に抑える(減災)」ことは十分に可能です。
今回は、今回の熊本地震で顕著に見られた被害の特性を振り返りながら、私たちが今日から実践できる具体的な「防災・減災」の取り組みについてお伝えしたいと思います。
今回の熊本地震で見えた「被害の特性」とは?
報道や専門家の分析によると、今回の熊本での地震にはいくつかの大きな特徴がありました。
-
建物・構造物の崩落や局所的な火災の発生
強い揺れによって、一部の工場構造物や大型商業施設での大規模な損壊、それに伴う崩落や火災事故が発生しました。揺れそのものによる直接的な被害だけでなく、「二次的に発生する事故」の怖さが浮き彫りになっています。
-
交通インフラ・ライフラインの途絶
高速道路の橋梁破損や道路の段差・亀裂、鉄道の脱線などにより、物流や移動の足が瞬時に奪われました。これにより、発災直後の支援物資の滞りや停電・断水といった生活インフラへの影響が拡大しています。
-
連続する余震と土砂災害のリスク
本震以降も連日多くの余震が続いています。さらに、真夏の強い日差しや局地的な雨によって、地盤が緩んだ斜面での土砂災害のリスクが高まるなど、複合的な警戒が必要となる状況が続いています。
これらの現実が教えてくれるのは、「巨大地震は一瞬にして日常を奪い、複合的な二次災害を引き起こす」という過酷な事実です。
地震は防げない。だからこそ「減災(被害を減らす)」の視点を
現代の科学技術をもってしても、地震の発生を予測したり防いだりすることは不可能です。だからこそ大切なのが、「被災しても命と生活を守り抜く=減災」という考え方です。
家庭や職場で今すぐに始められる「減災の取り組み」を3つのステップで整理しました。
1. 「家具の固定」と「安全スペースの確保」(住まいの減災)
大地震における負傷原因の多くは、「家具の転倒」や「ガラスの飛散」です。
-
家具の転倒防止: タンスや棚、家電をL字金具や突っ張り棒、耐震マットで固定しましょう。
-
寝室の安全化: 寝ている間に地震が起きても安全なよう、寝室には倒れやすい大きな家具を置かないようにします。
-
ガラス飛散防止フィルム: 窓ガラスや食器棚のガラスにフィルムを貼るだけで、二次被害を大きく防げます。
2. 「ローリングストック」と「非常用持ち出し袋」の点検(生活の減災)
ライフラインが停止した際、救助や支援物資が本格化するまでの「最初の3日間(理想は1週間)」を自力で生き延びる備えが必要です。
3. 「家庭・職場での避難ルール共有」(行動の減災)
大人が留守にしている時間帯や、家族がバラバラの場所で被災した際、迷わず動けるルールを決めておきます。
おわりに〜「備え」は地域を守る愛の形〜
地震のニュースを聞くたび、私たちは恐怖を感じます。しかし、ただ恐れるだけではなく、「今日できる小さな備えを一つ増やすこと」こそが、自分自身と大切な家族、そして地域を守る確実な一歩となります。
私たち株式会社保険ネットワーク山形も、保険という「万が一の備え」を提供する立場にとどまらず、日頃からの防災情報の提供や、行政・地域コミュニティと連携した減災活動に積極的に取り組んでまいります。
ぜひ今日、この記事をきっかけに、ご家庭や職場で「非常用持ち出し袋の場所」や「家具の固定状況」をチェックしてみてください。皆さまの小さな意識の変革が、地域の防災力を高める大きな力になります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。